表面処理
陽極酸化処理(アルマイト)

陽極酸化処理(アルマイト)

陽極酸化処理(アルマイト)とは?

アルミニウムを薬液の中に浸漬させ、陽極(+)の電流を流すことで、 表面に酸化アルミニウム皮膜(人工的な酸化膜)を生成させる処理です。陽極酸化処理とも呼ばれます。


黒アルマイト

特 徴

  • 耐食性が上がります
  • 硬質化が可能であり、耐摩耗性も向上します。
  • 皮膜が蜂の巣形状であることから、微細な穴に染料を含浸させることで多彩な色に着色できます。


白アルマイト(素材色)

留意点など

素材自身を溶解しながら皮膜が成長するため、寸法公差の厳しいものは注意が必要です。 アルマイト皮膜は原則的に膜厚の1/2程度が外側に成長し、残りは内側に成長・浸透します。したがって外径寸法は処理前の寸法よりも膜厚の1/2程度増加します。また、アルミ素材の種類によっては、アルマイト皮膜が発色します。特に被膜の厚い硬質 アルマイトは、処理業者によって色が異なります。

鋳物への厚付け硬質アルマイト

従来のアルミ鋳物への硬質アルマイト15~30μmに対し、膜厚30~100μmに及ぶ鋳 物への厚付け硬質アルマイト処理が可能です。

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